"八班班主任"は急いでメガネを探し出してかける。
さらに江京からもらった答えを見つけ出し、その生徒のものと丁寧に比較する。彼が持っていた答えは普通で、一般的なルールに従った、最も正統な単純な方法だった。
訓練クラスの生徒たちはみんなこの手順通りだ。
彼自身も例外ではない。
しかし、手元のこの答卷は違った。彼は目を離さず、一つの句読点も見逃さず、読み終わると同時に「なるほど、この問題はこれを意味するんだ」と目から鱗が落ちる気持ちになる。
"はじめにこの問題を解いた人物は何だと…"
クラス担当者の視線が名前の項目に移ると、予想通り、整った美しい二つの文字が――
白蔹。
彼は大きく手を振り、普段の得点に前例のない"10"をつけた。
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夜の9時。
地下実験室。
"エネルギー閾値が低い"、姜附離は頭を上げ、メガネを取り、デスクに手をつきながら、もう一方の手で彼が書き上げたエネルギー図を指し示す。"しかし、クォークの衝突前と衝突後の運動エネルギーが一致していない。WPMPsが一部のエネルギーを持っていく……"