竜魂突撃隊!

葉辰が意外に思ったのは、声を上げたのが女性だったことだ。

振り向くと、案の定、一人の女性がまっすぐこちらを見ていた。

170センチはあろうかという長身に、きちんとした制服を着ていた。体にフィットした迷彩服の上着に、ストレートの迷彩ズボン。凛々しい雰囲気が漂っていた。

葉辰は彼女の身分証から、相手の名が百里氷(ひゃく り ひょう)であり、しかも隊長であることを読み取った。

百里氷は、立っている男が自分の胸元をじろじろ見ていることに気づき、ますます怒りを募らせ、直接言い放った。「頭を抱えてしゃがめ!二回目の警告よ!」

葉辰は依然として動かなかった。百里氷が三回目の警告を発しようとしたその時、孫怡が飛び出してきて、葉辰の両手を無理やり彼の頭の上に持っていくと、強引にしゃがませた。