第174章 強硬な態度！（追加更新、応援票求む！）

烏項明は頭を上げ、烏家家主の烏啓源に視線を向け、深いため息をついた。

数秒後、彼は拳を軽く握り締め、決意を固めて烏啓源に言った。「もう烏家の人間ではないのだから、言っておきたいことがある。」

「烏家は昔の全盛期から今の没落まで、実は一番の原因は家主にある。数々の飛躍のチャンスを全て逃してきた。」

「それに、今の私は葉先生の犬かもしれないが、将来、必ず、烏家はこの犬に跪いて戻ってくるよう懇願することになるだろう！」

烏項明は確かに自分を貶める言葉を使った。

しかしこれは彼の心の中で最も真実の思いだった！

この時の彼は、心の中で耐え難い屈辱を感じていた！

なぜなら彼は烏家千年の歴史で初めて家門を追放された人間だったから！

彼は江南省武道界の笑い者になることは避けられない！

しかし、彼は葉辰について行ったことを後悔していない！

烏家を離れたことも後悔していない！

彼は残りの命を賭けて葉辰の未来に賭けるのだ！

彼は時間をかけてこの偏狭な連中の顔に痛打を与えてやる！

この賭けに、彼は絶対に負けるわけにはいかない！

烏項明のこの言葉を聞いて、烏家の全員が笑った。とても大きな声で笑った。

ただ烏欣蘭だけは笑わなかった。彼女は美しい瞳で真剣に葉辰を見つめていた。

事態がここまで発展したのに、葉辰からは何の卑屈さも、恐れも、見せかけの態度も感じられず、むしろ彼からは万物の上に立ち、衆生を見下ろすような気概を感じた。

このような気概は彼女の師匠にしか見たことがなかった。

もしかしてこの葉辰は本当にただものではないのか？

彼女の隣にいた烏承が最も大きな声で笑い、さらに烏項明の鼻先を指差して言った。「烏項明、お前はますます堕落していくな。たとえ華夏が滅びても、我が烏家がお前に戻ってくるよう頼むことなどない！」

「出て行け！」

葉辰は烏項明を一瞥し、無奈くため息をついた。

そして振り返って命じた。「行くぞ。」

彼は烏家に来た当初、そこまで傲慢な態度をとるつもりはなかったが、この連中があまりにも度を越していた。

本来なら烏項明のために、烏家を少し助けようと思っていた。

今となっては、完全に敵対関係になってしまった。

しかし、葉辰は烏家の庇護など望んでいない。

「はい、葉先生。」烏項明は頷き、葉辰の後ろについて行った。