第186章 遠隔攻撃!(その4)

彼は内なる怒りを抑え込み、ポケットから銀針を取り出して、直接射った!

今、最も重要なのは人命救助だ!

そして、今日は人を救うだけでなく、秦正陽に遠隔で反撃するのだ!

銀針は夏若雪の祖母の体に刺さった。

絶え間なく震えている。

さらにジジッという音が聞こえてきた。

同時に、葉辰は指で印を結び、淡い真気が指先を流れた。

夏若雪と夏の母は真気を見ることはできなかったが、葉辰が銀針を射った瞬間の気質の変化から、彼が医術を持っていることを信じた。

人が本物かどうかは、気質に表れるものだ。

葉辰が言うほど神業なのかどうかは、結果を見るしかない!

葉辰は目を閉じ、体の霊識を解放し、細かく銀針をコントロールした。

次の瞬間、夏若雪の祖母の体に刺さった銀針が動いた!

「まさか?」

この不気味な光景を見て、夏の母は目を見開き、心臓はドキドキと鳴り、葉辰に対する印象が完全に変わった!