第201章 斬龍剣、抜刀!(追加更新!推薦票募集!)

葉辰の冷たい叱責を聞いて、烏啓源の瞳孔が激しく収縮した!心臓が誰かに強く打ち砕かれたかのようだった!

彼は烏家の家主として、権勢は絶大で、江南省の最高位の人物の一人だった!

まさか若者に跪いて死を待てと命じられるとは!

これは彼への侮辱以外の何物でもない!

葉辰が危険な存在だと知っていても、どんなに危険であろうと、彼を脅す資格などないはずだ!

幼い頃から修行を積んできた自分が、若造に敵わないはずがない!

烏啓源は一歩踏み出し、冷たく言った。「小僧、お前は傲慢すぎる!その傲慢さがお前を殺すことになる!本来なら唐傲に引き渡すつもりだったが、考えを変えた。唐傲には死体を渡すことにしよう!」

「死ね!」

怒号と共に、烏啓源は一歩踏み出し、強大な気波が広がった!

宗師の威厳が轟然と爆発した!

彼の背後にあった机が粉々に砕け散った!

無数の木片が空中を舞った!

この一手だけでも、葉辰がこれまで対峙したどの強者をも上回るものだった!

烏啓源は三メートルもの高さまで跳躍し、恐ろしい気波を纏って葉辰に向かって激しく叩きつけた!

「我が烏啓源!華夏宗師ランキング192位!貴様の傲慢さの根拠がどこにあるのか、見せてもらおう!」

無数の気の刃が葉辰に向かって襲いかかった。

葉辰の瞳には前例のない真剣さが宿っていた!

少しも油断はできない!

相手は192位とはいえ、実力はすでにその順位を超えているかもしれない!

油断すれば、取り返しのつかない結果になりかねない!

葉辰は急いで後方に飛び退き、烏啓源の拳が体をかすめて通り過ぎた!

「ドン!」

烏啓源が着地した瞬間、地面から極めて強い振動が伝わってきた!

極めて霸道な力だった!

彼の両足が着地した場所には蜘蛛の巣のような亀裂が走った!

目を見張るような光景だった!

「この小畜生め、いつまで逃げ回れるか見てやろう!」

烏啓源は咆哮し、足下に軽功の身法を繰り出し、瞬く間に葉辰の前に現れた!

「バン!バン!バン!」

拳が次々と繰り出される!

空気を裂く音が爆竹のように鳴り響き!庭園の草木がすべて気の刃で切り裂かれた!

木の葉が舞い散り、殺気に満ちていた!

葉辰は始終攻撃を仕掛けることなく、江南省最高峰の強者の実力を見極めようとしていた!