この剣は葉辰が陸寒霜から手に入れたものだ。
これこそが葉辰が唯一認める霊剣だった!
折れた剣とはいえ、その威力は驚くべきものだ!さらに霊気が常に寄り添っている!
葉辰は最初から斬龍剣を烏啓源に対して使うつもりはなかった。
しかし烏家のこの卑劣な手段に怒りが爆発した!
今日、烏家の者たちの血で、この斬龍剣に血祭りを捧げてやる!
老人はこのような不利な状況で、この若者がまだ戦おうとするとは思わなかった!
彼は冷ややかに鼻を鳴らし、五本の指を握り締め、地面の長刀を直接手の中に吸い込んだ。
それを強く握りしめた!
「天国への道があるのに行かず、地獄の門もないのに敢えて来るとは。そうまでいうなら、お前の命で烏家の三人に報いを与えてやろう!」
老人は長刀を震わせ、澄んだ金属音が響き、さらに目の前で数回振り回すと、刀気が四方に溢れ出した!