唐傲の顔色が一変した!
この葉辰は一体何者なのか、その恐ろしさに心が震え上がった!
とてつもなく恐ろしい!
もはや考えるまでもなく、怒鳴った:「万峰破、こいつは手ごわい、共に斬り殺そう!」
唐傲は慌てていた!
本当に慌てていた!
「よし!」
二人はこの場で最強の存在だった!
最強同士の連携こそが、葉辰を倒す唯一のチャンスだった!
葉辰は口角に冷たい笑みを浮かべ、一歩踏み出した!
「唐傲、お前は最後に殺してやる!」
「そして今は、お前の番だ!」
葉辰の冷たい眼差しが突進してくる万峰破に向けられた!
万峰破の剣意が届く前に、冷気が先に到達し、殺気が漲っていた!
「破剣嗜!」
これが彼の最強の一撃!
この剣意で華夏宗師ランキング178位の強者を斬り殺し、その地位を奪ったのだ!
この一撃で、このガキが死なずとも傷つくはずだと確信していた!
葉辰は斬龍剣を握りしめ、丹田の真気を集中させ、絶え間なく斬龍剣に衝突させた!
迫り来る剣意を見て、彼は笑った!大声で笑った!
剣意が彼の体に落ちようとした瞬間、葉辰は魂を揺るがす怒号を上げた:「こんなゴミのような剣意で恥を晒すとは、本物の剣意を見せてやろう!我が一剣は、天下の者を斬る!焚滅斬!落ちよ!」
葉辰の手にある斬龍剣が爆発した!
一剣が横一文字に薙ぎ払われた!
その恐ろしい気勢を感じ取り、万峰破の顔には恐怖の色しかなかった!
これは伝説の剣意の虚影!
剣修が夢見る剣技ではないか!
「このガキは一体何者だ、なぜこんなものを持っているんだ!なぜだ!」
剣意は一片の容赦もなく、万峰破の体に落ちた!
「ドドーン!」
轟音が響き渡った!
華夏宗師ランキング178位の万峰破は一瞬にして爆裂し!
血霧と化した!
一瞬にして、まるで山崩れのように、宴会場全体が揺れ始め、埃が立ち込めた。
心を震わせるような光景だった。
動こうとしていた唐傲の足が止まり、地面に刻まれた巨大な剣痕を深く見つめた!
この剣痕は、まるで天の裂け目のようだった!
これほどの恐ろしい力を持つとは!
この瞬間、彼は自分の存在の小ささを感じた!
向こうの若者はまるで無上の天尊のようだ!どうやって戦えというのか!
彼は恐れていた!
怖くなっていた!
本当に怖くなっていた!
「これは……」