第272章 一体どれほど強いのか!(5連続更新!推薦票募集!)

相手が速すぎる!

この一撃だけで、葉辰は、この者の実力が自分を遥かに超えているだけでなく、羅刹をも遥かに超えていることに気付いた!

くそっ!

本当に手強い相手に出くわしてしまった!

林墨山は葉辰に考える余裕を与えず、狂風が巻き起こり、再び葉辰に向かって突進してきた!

葉辰の表情に緊張の色が浮かび、もはや輪廻墓地に期待はできなかった。

今は自分の力だけを頼りにするしかない!

このような最高レベルの強者との戦いで、戦闘中に突破できるかもしれない!

そして相手に対抗できる唯一の方法は、焚天掌だ!

葉辰は丹田の真気を全て一掌に集中させた!

赤く燃える虚掌が放たれた!

強大なエネルギーが爆発する!

大地が震動する!

客たちのテーブルが轟然と粉砕された!

林墨山はもはや手加減する気はなく、真気を纏わせ、一撃の虚掌を放った!

虚掌は即座に引き裂かれ、衝撃波が炸裂した!

彼の体が吹き飛ばされた!

この光景を目にした地面の秦正陽の目に恐怖の色が走り、深く息を呑んだ!

葉辰を見つめ直すと、まるで彼らの前に立っているのは死神のようだった!

地獄から這い出てきた死神だ!

二人の実力差は天と地ほどもあるのか?

そう思った瞬間、もはや耐えきれず、口から鮮血を吐き出した!

秦正陽だけでなく、南秦山荘の人々全員、凌峰と陸寒霜を含め、この突如として現れた若者に視線を釘付けにしていた!皆が彼に衝撃を受け、口を開けたまま、一言も発することができなかった。

このハンターはあまりにも恐ろしすぎる!

一掌の威力で崑崙山の強者を吹き飛ばすとは!

なんてこった!華夏にいつからこんな規格外の者が現れたんだ!

彼らは今回秦家に味方したことが人生最大の過ちだったと感じていた!間接的にあの葉辰を敵に回してしまったのだ!

その時!

林墨山が突然笑い出し、言った。「もし私の推測が正しければ!これは崑崙虚の最高級武技だ!お前がどうやってこの武技を習得したのかは知らないが!もはやそれは重要ではない、なぜならこれからはこれは私の武技となるからだ!はっはっは!」

「そして実際、この一撃で丹田の真気を全て使い果たした。今のお前は強弩の末期だ!死は避けられない!」

「気動境程度ではこのような技を繰り出すことなど不可能だ!」

「今こそ、お前の死期だ!」