第505章 千年を待った！（6更！）

轟音とともに、叶晨の体内から極めて強い真気が爆発した！

この時、彼の剣は目覚めた巨龍のように、エネルギーが渦巻き、空気を引き裂いていた！

ゴォン……

光が眩しく、まるで太陽が大地を照らすかのようだった。

剣気が実体化していた。

「まさか……」

叶晨がこれほどの驚異的な気勢を放ち、恐ろしい殺気を放つのを見て、傍観していた陳天梨は目を見開いた！

彼はただこの畜生を使って叶晨の剣法を試そうとしただけだった。

しかし叶晨が本当に天を破る剣意、第三の剣を繰り出すとは思わなかった！

今回の叶晨が放った気勢と力は、天地を揺るがすほどだった。

「切り裂け！」

怒号とともに、突進していった。

鮮血が噴き出した！

湖全体が一瞬にして血に染まった！

「うわっ！」

叶晨は目の前の光景に完全に驚愕した！

これはあまりにも恐ろしすぎる！

これが剣斩八荒の力なのか？

陳天梨は水面に浮かびながら降り立った。

彼は満足げに頷いた：「さすが輪廻の墓地に選ばれし者だ、確かに素晴らしい。」

「あの黒爆狂蛇の肉は修炼者にとって至宝中の至宝だ。食べれば、お前の肉体も同じように、普通の刀剣や力では破ることが難しくなる。」

「今の蛇肉の状態はまだ良好だ。食べられるだけ食べろ。食べきれない分は輪廻の墓地に入れておけ。」

「それに蛇の胆、筋、表面の鱗甲も、すべて貴重な物だ。」

叶晨は少し気が進まなかったが、言われた通りにした。

「ある意味では、この蛇の胆こそが本当の宝物だが、今は食べない方がいい。突破する時まで待て。すべて私の指示に従え！」

「さて、我々もそろそろあの場所に行くべきだな。」

陳天梨は叶晨を掴むと、二人は飛ぶ剣に乗り、湖を突っ切って広々とした広場に到着した！

叶晨が着地した瞬間、体内から何かが飛び出そうな感覚に襲われた！

「ここはお前が以前来たことがある場所だ。」陳天梨は淡々と言った。

叶晨は瞳を凝らし、無意識に中央の祭壇へと歩み寄った！

祭壇には古い文字が刻まれていた！

そして巨大な黒色石碑があった！

叶晨はかすかにここに来たことがある気がした！

これは最も深い記憶の中にあった！

かつて祖父が彼を香江に連れてきたのは、まさにこの場所だった！

叶晨は一歩一歩祭壇に近づき、すぐに階段を上り、祭壇の上に立った！