第636章 変わり果てた姿!(6更!)

四人は葉辰が去った方向を一瞥し、長く息を吐いた。

この煞神がようやく去ったのだ。

もし先ほど追及されていたら、相手の怒りを鎮めるために修為を失うことになっていたかもしれない。

崑崙虚は実際、華夏と同じで、実力は権勢には勝てないのだ。

その玉佩こそが権勢を表すものだった。

「崑崙虚の葉家か。なぜ最近はずっとこの葉家の話題ばかりなのだ。もしかして葉家は上古時代の地位に戻ろうとしているのか?」

「まあいい、我々が軽々しく推測できることではない」

「この当番が終わったら、早々に立ち去ろう」

他の者たちも次々と頷いた。

そしてその時、腰に瓢箪を下げた老人が門前に現れた。

老人は瓢箪を取り、一口酒を飲み、濁った瞳は少し朦朧としているようだった。

まるで酔っているかのようだ。

しかしその濁った瞳の下には、ふと一筋の鋭い光が漏れていた。