第736章 凡根の廃物？ （四更！）

「この小僧め、黒い気を失ったな。さあ、どうする！」

潘宇は怒りの咆哮を上げ、全身の気勢を最高潮に高め、霊剣を握り、雷のような勢いで猛攻の波を巻き起こした！

無数の剣影が横殴りに突進していく！

一撃一撃がほぼ聖王境の巅峰の力だった！

彼は少しも油断できなかった！

彼の速度はますます速くなり、剣光がすべてを飲み込み、剣気が暴れ回る。この瞬間の潘宇は、すべてを注ぎ込んで葉辰を斬り殺そうとしていた！

無尽の剣気は、まるで八卦となって葉辰を覆い尽くすかのようだった。

葉辰の立つ地面には亀裂が走った！

「鎮魂剣！来い！」

一筋の剣光が閃き、葉辰は鎮魂剣を握り、蒼龍幻身決の力が湧き上がり、瞬時に飛び出した！

冷たい光が連なり、剣影が天を覆う。

幾筋もの狂風が二人の周りを旋回しているようだった。

鋭い金属音が絶え間なく響き渡る！

この瞬間、潘宇と葉辰の中心地は、まさに地獄と化していた！

温詩詩でさえ絶えず後退し、二人との距離を五十メートルも取って、ようやく少し楽になった！

潘宇はすべての力を爆発させたが、葉辰は他の力を借りず、ただ自分の真の実力がどれほどかを確かめたかった！

チン！

潘宇の圧倒的な力に、葉辰は明らかに耐えきれなかった。

剣光の衝突の後、葉辰の体は激しく後退し、腕には焼けるような痛みが走った！

温かい感覚が四肢百骸に広がる！

腕から鮮血が滲み出ていた！

手にした鎮魂剣は明らかに等級が足りず、反動の力で直接弾き飛ばされた！

壁に深く突き刺さり、絶えず震えていた！

潘宇はこの光景を見て、大笑いした。「小さな無能め、お前がどれほど強いと思っていたが、今見れば、あの邪物の力なしでは、5年前と同じく、やはり無能だ！」

「お前の剣はもうない、何で私と戦うつもりだ！」

「教えてやろう、今日はお前だけでなく、お前のあの無能な師匠も死ぬ！かつて我が道宗の宗主はお前の師匠を破った！今日も当然、お前たち二人の無能を抹消できる！」

潘宇は一滴の精血を絞り出し、気息は再び上昇した！

今回、彼はほぼ返虚境に達し、彼のやろうとしていることは強力な圧倒だった！

葉辰はようやく、なぜこの集団が彼の身分を知っているのか、そしてなぜ5年前の崑崙虚での出来事を知っているのかを理解した！

道宗！

この恐ろしい二文字！