第799章 唯一のチャンス!(一更!)

「私の手を借りて?」

葉辰は少し困惑した。この古代の邪術は自分の能力では解くことなど到底不可能だ!

「師匠、私の境地と修為では理論上不可能なはずです。」

林青玄は頷いた。「お前にも少しは自覚があるようだな。今のお前の修為では当然あの古代の邪術を解くことはできん。もし私の推測が正しければ、段懐安を傷つけ封印した者は並の者ではない。お前との実力差は天と地ほどもある。」

「奴が最後まで殺さなかったのは、この古代の邪術を天下に解ける者はいないという自信があったからだ。」

「確かに、私がいなければ、崑崙虚の中でもそれを解ける者はほとんどいないだろう。」

「弟子よ、どんな場合でも段懐安を傷つけた術者には注意せよ。そのような者は表面上見えるよりもはるかに複雑だ。」

「幸い医道は常に武道の上に立つ。あらゆる術法も隠れることはできん。」

葉辰は林青玄がなかなか方法を言わないので尋ねた。「師匠、私は何をすればいいのですか?」

林青玄はもう無駄話をせず、直接言った。「お前は百二十七種の薬材と、極めて高温に耐えられる丹鼎を用意する必要がある。この丹鼎は通常のものよりもはるかに大きく、段懐安の体が横たわるのに十分な大きさでなければならない。」

これを聞いて、葉辰は呆然とした。

彼には林青玄が師匠の段懐安を丹薬に精製しようとしているように感じられた。

もしこの言葉が洪濤の口から出たものなら、彼はまだ少しは信じたかもしれない。

結局のところ、洪濤が最も得意とすることは人を丹の材料にすることだった。

しかも、このような巨大な丹鼎は今の彼には持っていない。

百二十七種の薬材も、彼の輪廻墓地の貯蔵をはるかに超えている。

薬店でもない限り、これほど多くの種類の薬材を手に入れることは不可能だ。

林青玄は葉辰の困惑を見抜き、さらに言った。「薬材のことはお前自身で解決しろ。丹鼎については私がヒントを与えよう。先ほど洪濤の建物の中で、私の霊識はこの種の丹鼎が洪濤の丹房の一つに隠されているのを感じた。

これらのものがすべて揃ったら、また私を訪ねるがいい。」

言い終わると、林青玄は腕を軽く振り、薬材がびっしりと書かれた丹方が葉辰の手のひらに落ちた。

その後、林青玄は輪廻墓地から姿を消した。