133 ダンスパーティ(下)_1

……

ダンスフロアでは、ゆったりとした音楽が流れていた。

マシューは少し硬さが見えながらも、シーバのリズムに合わせて、まるで自分のものでないかのように突如として働かなくなった四肢を必死に動かしていた。

彼らが今踊っているのは、タンゴとブルースの中間のようなスタイルのダンスだ。

動きやステップは速いとは言えないが、ビートを踏む時はリズム感と力強さを感じる。

マシューはこれにまったくついて行けず、動きが柔らかく小さなエルフのようなシーバに操られ、あらゆるポーズを取ることになってしまった。

シーバはとても楽しそうに踊っていた。

彼女はまったくマシューのぎこちなさを気にせず、ただにっこり笑って自分の素晴らしいダンスを披露していた。

最初は二人とも話すことはなかった。

しかし少し激しい部分の音楽が終わった後、リズムはさらにゆっくりとなった。

その時、マシューはシーバが時々頭を振り、そっと手で口鼻を覆っているのに気付いた。

彼女はこっそりとあくびをしていた。

この発見はマシューを本能的に少し落胆させたが、すぐに彼は心配そうに尋ねた。

「眠いんですか?」

「え?」

シーバは少し恥ずかしそうに顔を向けた。

「ごめんなさい、眠気ではなく、ただの身体の本能的な反応です。」

「最近数日間、私は早寝することが多いし、このくらいの時間にはいつもすでに寝ている。不思議なことに、5月からは、だんだんと眠気が増してきて、平均してほぼ一日14時間ほど寝るようになりました。」

「私は全く眠くはないんです。それどころか、非常に興奮しています。」

そう言いながら、彼女は再びマシューの前で大きなあくびをした。

今回シーバは隠そうとせず、ただ無邪気な瞳でマシューを見つめていた。

二人は互いに見つめて微笑んだ。

音楽のリズムは突如として明快さを増した。

シーバは軽くマシューの腰をつかみ、自分に寄りかかるようにボディーラインを指示した。

マシューはその通りに行った。

その後のダンスは、彼を捉えるのに十分な時間も与えず、それでいて目を喜ばせた。

リズムが次第に速くなるにつれて、

シーバの動きの範囲もどんどん広がっていった。