「185 第三の謎の錠_2」

そのドラゴンフェニックス双子は実は君の友人レイガの祖先であり、血の旗王国の真の創始者だった。

話を元に戻そう。

グレイアはメフィストが人間族の首領と感情を深めているのを見て、彼に早くバルトの血を見つけるよう促した。

しかし人の心というものは不思議なものである。

子供を持ってから。

メフィストの野心はむしろ薄れ、彼は自分の子供が悪魔の支配を受けることを望まず、連年の戦争にも無休止の血を流すことに飽きていた。

人間族の首領がバルトの血をメフィストに渡した際、彼はそれを欲魔女王に渡さず、それを二つに分けて、その双子に融合させた。

このことから、なぜ血の旗王国がエスカナで不動の地位を築いたのかを理解するのは難しくない。

結局のところ、彼らの体には前世代の九つの地獄の主バート大君の血が流れているのだ!”

マシューは楽しそうに聞いていた。

血の旗王国にはそんな来歴があるとは思わなかった。

“それでその後は?”

“欲魔女王グレイアがメフィストと人間族の首領をそのまま放っておくわけがないだろう?”

マシューは問い続けた。

マーガレットは頷いた:

“もちろん、バルトの血がドラゴンフェニックス双子に融入した時、欲魔女王はメフィストの裏切りを察知した。

悪魔は非常に恐ろしい生物であり、彼らの階級は厳しく、制度も整っている。

メフィストの反逆はグレイアを非常に怒らせた。

彼女は悪魔の大軍を派遣して戦争を始めた。

この時、メフィストは既に大悪魔領主ブルーと和平協定を結んでいたにもかかわらず。

しかし彼が率いる悪魔軍と煉獄人種族の精鋭は欲魔女王の大軍を防ぐことができなかった。

惨たらしい殲滅戦の後。

産まれたばかりの人間族の首領は戦場で死んだ。

メフィストは第三煉獄の無間の穴に連れ戻された。

そのドラゴンフェニックス双子はメフィストによって神秘的な武僧に託された。

その後数十年。

連盟内部にはそのドラゴンフェニックス双子の情報は一切なかった。

むしろメフィスト。

彼は欲魔女王に捕えられた後、日々凌辱を受けていた。

聞くところによると欲魔女王の好きなことは人間族の首領の姿に変わり、彼の前に現れることだったという。

そして彼の前で、別の悪魔と口論し、剣を振るうのを見せつける。

更にはメフィストに: