第255章 わがままな小魚

武おじさんがすべての要求を承諾したので、秦玉もこれ以上断れず、とりあえず了承するしかなかった。

「明日、省都へ向かいます」と秦玉は言った。

武おじさんは急いで頷いて言った。「よし、省都で待っているよ」

その後、武おじさんは小魚を連れて白城を離れた。

部屋に戻った秦玉は、手の中の神薬を見つめながら深い思考に沈んだ。

この神薬の効果は、想像を超えるものに違いない。

しかも神薬は貴重なので、その効果を無駄にするわけにはいかない。

「一体どんな丹薬を練るべきか...」秦玉は神薬を見つめながら呟いた。

もちろん、この神薬を直接服用しても、想像を超える効果があるだろう。

しかし丹薬に調合すれば、より大きな効果を発揮できる。

姚青のように薬材をすべて飲み込むのは、まさに宝の持ち腐れだ。