第253章 戦神・葉青！

董天海は既に予想していたものの、確実な答えを得た時、心の中で後悔の念が込み上げてきた！

彼は急いで言った。「秦さん、私の二つの薬材と九転金丹を交換しませんか！」

秦玉は冷笑して言った。「もういいでしょう。」

以前、秦玉は九転金丹の価値を知らなかったから、董天海との取引に同意したのだ。

今の秦玉は董天海のその二つの薬材など必要としていない。

その言葉を残し、秦玉は踵を返して立ち去った。

董天海は顔色を変え、長い間その場に立ち尽くして何も言えなかった。

「師匠、これからどうしましょう？」董天海の弟子が尋ねた。

董天海はゆっくりと言った。「天意だ、これは全て天意なのだ...」

...

神薬を手に入れた秦玉は、もう帰る準備をしていた。

「秦さん、時間があったら江北に遊びに来てください。」方悦は笑いながら言った。

秦玉は苦笑いして言った。「しばらくは難しいでしょうね。」

結局のところ、古金虹の師匠の怒りを買ってしまったのだ。江北に行けば、何が起こるか分からない。

方悦もそれを察したようで、軽く笑って言った。「分かりました。では、縁があればまた会いましょう。」

「縁があればまた。」秦玉は軽く頷いた。

別れた後、秦玉は車で江古を乗せて帰路についた。

道中、秦玉はバックミラーを通して江古を見て、笑いながら言った。「安心してください。この旅を無駄にはしませんよ。」

神薬は素晴らしいものだが、全て独り占めするわけにはいかない。

それに、江古は命の危機の時でも秦玉のために手を貸してくれた。この恩は、秦玉は決して忘れない。

「近いうちに、あなたを二品、さらには三品大宗師にまで引き上げることを約束します。」秦玉は淡々と言った。

その言葉を聞いて、江古は大喜びした！

彼にとって、一品大宗師は既に限界で、この生涯でさらなる進歩が可能かどうかも分からなかったのだ！

江古は感謝の面持ちで言った。「ありがとうございます、秦さん！」

どうやら江家は今回、賭けに勝ったようだ。

....

白城に戻ってきた秦玉は、まず最初に自分の薬草園を見に行った。

薬草園に入ってみると、園内は何もかもなくなっていた。

「これは...どうしたんだ？」秦玉は思わず驚いた。

「姚青！私の薬はどうした！」秦玉は家の方を向いて、怒りを含んだ声で叫んだ。