しかし、すぐに薬神閣は気づいた。
彼らの丹師はほぼ全国に散らばっており、きっと薬神閣のメンバーの誰かが丹薬を調合しているのだろう。
古太初の屋敷の中。
秦玉の手から丹薬が次々と飛び出してきた。
五分後、秦玉の手には八個の増元丹が加わっていた!
「八個か、まあまあだな」秦玉は心の中で思った。
伝承の記録によると、増元丹は実力の向上に極めて効果があるという。
秦玉は地殺谷老祖の神識も吸収したので、辟谷期に踏み込むのは問題ないだろう。
古太初と姚青は、そのまま外で静かに待っていた。
中の様子は分からないが、秦玉が丹薬を調合していることだけは知っていた。
三十秒後、木の扉が開いた。
秦玉は八個の増元丹を手に持ち、顔には微笑みを浮かべていた。
「秦玉、どうだった?」古太初が尋ねた。