第332章 罠を仕掛ける

青色の霊火を見て、桃子は思わず口を大きく開けた!

緑色の霊火を生み出して以来、彼女はずっと誇りに思っていた!

誇張ではなく、桃子はこれまで自分以上の霊火を持つ者を見たことがなかった!

桃子だけでなく、その場にいた多くの薬師たちも小声で議論し始めた。

「なんと青色霊火!五長老に招かれたのも当然だ!」

「薬神閣でさえ、青色霊火を持つ者は数人しかいないだろう?」

「おそらく大長老と閣主以外は、この秦玉には及ばないだろう」

秦玉は霊火を収めると、穏やかに笑って言った:「お嬢さん、まだ私が縁故採用だと思いますか?」

桃子は表情を何度か変えた後、秦玉に軽く一礼して言った:「失礼いたしました」

傍らの五長老もこれに満足した様子で、言い表せないような笑みを浮かべていた。

「さあ、皆さん解散です」五長老は手を振った。