丹薬を練り終えたばかりの秦玉は、少しも休むつもりはなく、すぐに閣主の住まいへと向かった。
薬神閣閣主の住まいは、薬神閣の最も奥深いところにあった。
薬神閣自体が巨大な渓谷の中にあり、閣主の住まいは渓谷の上に建てられていた。
高所から見下ろすと、街の大半を見渡すことができ、まるで空中楼閣のようだった。
さらに重要なのは、上方が丹念に装飾され、山河や池があり、住まいは古風な趣を持っていた。
秦玉はその下に到着すると、すぐに跳躍して楼閣へと上がろうとした。
しかし、秦玉の体が空中に浮かんだ瞬間、巨大な力に叩きつけられ、地面に叩き落とされた!
この力は非常に強大で、まるで蠅を叩くように、秦玉を地面に叩きつけた。
出手したのは、閣主本人だった。
彼女は楼閣の上に立ち、秦玉を見下ろしながら、冷ややかに言った。「誰が上がることを許可した?」