第341章 あなたの小さな彼女ともっと過ごして_1

霊火は制御を失ったようで、罗成はその中で非常に苦しんでいた。

彼の拳は、ほぼ一瞬でシンギョクの顔面に到達した!

霊火に包まれた肉体は、シンギョクでさえ軽視できない。

彼は急いで霊力を発動させ、真っ向から立ち向かった。

“クラン!”と巨大な音!シンギョクの拳は霊火によって一瞬にして傷ついた!黒ずんだ亀裂がいくつも現れた!

シンギョクは二歩後退し、眉をひそめて語った、「さすが霊火だ、力はやはり凡ではない」

罗成の体はまだシンギョクに突進していた!

シンギョクは罗成の意識がますます衰えていることをはっきりと感じる。

「彼を殺せ。」その時、前方に座っていた閣主が突然手をひらりと動かした。

その命令を聞いた後、薬神閣の8人の取締役長老は即座に前へと進み出た!

恐ろしい威圧感が瞬間的に広がった!

彼らが手を出そうとした瞬間、シンギョクは突然大声で叫んだ、「待て!」

取締役長老たちの動きがすぐに止まり、彼らは思わず閣主を見て、閣主の命令を待っているようだった。

閣主は僅かに頷いた。さて、シンギョクがどんな芸当を考えているのか見てみたいという様子だ。

その火炎に包まれた罗成は、まだ狂野な攻撃に向っていた。

しかし、この時シンギョクは堅実に立ち向かうことを選ばず、身軽な姿勢で何度も避けた。

シンギョクは実際に避けることができたが、その大広間は壊れてしまった。

みんなが心配する中、シンギョクが突然大声で叫んだ。

その後、シンギョクの体に青い光が包まれているのが見えた!

その光はすぐに火炎に変わった!

その火炎の力は、罗成を超えてさえいた!

二つの火炎が一瞬で衝突した!

ザラザラという音が耳に絶えず響く。

人々は驚きのあまり言葉を失い、シンギョクが一体何をするつもりなのか理解できなかった。

さらに、いつも無表情な閣主の顔にすら驚きの色が浮かんできた!

“シュウ!”

罗成が再びシンギョクに向かって突進した!

この度は、シンギョクは避けること無く、何度も激しく叫び続けた!

彼の額に青筋が立ち、尽きることのない霊力が丹田から体中に流れ出た!

次の瞬間、シンギョクの体から炎が一層激しく燃え上がった!