第372章 一緒に死ね!!

第五層聖体術の開放に伴い、秦玉の肉身は金色から徐々に暗金色へと変化していった!

光の下で、まるで暗金色の膜を纏ったかのようだった!

これは秦玉が初めて聖体術第五層の開放を試みたわけではなかったが、これまでは全て失敗に終わっていた。

まさかこのような窮地で、聖体術第五層の開放に成功するとは!

「ドォーン!」

喬五が放った力が、なんと秦玉によって半歩押し戻されたのだ!

「あああ!!!」

秦玉は歯を食いしばり、頭を上げて怒号を上げた。巨大な圧力の下、七つの穴から血を流し始めた!

しかしそれでもなお、秦玉は諦める様子を見せず、むしろ戦いが激しくなるほど強くなっていった!

「若雪との約束だ....どんなことがあっても...顔お爺さんを守り抜く!!」秦玉は怒りの叫びを上げた!彼の力は再び上昇を見せた!

顔お爺さんは顔若雪にとって最も大切な人物だ。この命を懸けても、絶対に彼に危害が及ぶことは許されない!

喬五でさえ表情が険しくなった!まさか一人の宗師を相手にするのがこれほど困難になるとは思いもよらなかった!

「まさか一介の宗師如きに、このような窮地に追い込まれるとは...」喬五は冷たい表情を浮かべた。

彼は全身に再び気勁を巡らせ、大宗師の頂点の力を爆発させた!

顔家の大宗師として、喬五には数え切れない切り札があった!

「喬五、時間を無駄にするな、一緒に殺してしまおう!」そのとき、傍らの者が突然促した。

喬五は歯を食いしばり、大声で言った。「一介の宗師、一匹の虫けらに、三人も必要とするものか!」

「喬五、顔社長の命令を忘れるな!」その二人は怒鳴った。

その言葉を聞き、喬五の表情が微かに変化した。

心中では不快であったが、それでも歯を食いしばって承諾した。

残りの二人は何も言わず、その体が虚空から消え、手の中に巨大なエネルギーの塊を凝縮させた。まさに天地を覆うほどの規模だった!

二人の手からエネルギーが放たれ、巨大な爆発が数十メートル四方を平地と化した!現場は目を覆うばかりの惨状となった!

三人の大宗師の包囲攻撃の下、秦玉はついに持ちこたえられなくなった。

彼の体から光が急速に消え、全身が轟然と地面に倒れた。

地面には巨大な穴が開いていた。

秦玉は全身血まみれで、倒れたまま動かなかった。