382章 韓威の電話_1

こんな陣形は、誰しもが胆を冷やす不気味さだ。

顔四海の口角の冷笑は更に濃くなり、彼は手を背に組み、「君を傷つけるつもりはない。ただ、君と引き換えにシンギョクを手に入れるだけだ」と淡々と言った。

「閣主なら、正しい選択をすると信じています」

閣主の顔には依然として淡笑いが浮かび、何の恐怖も見せない。

「私が応じると思いますか?」閣主は淡々と言った。

顔四海は冷笑し、「もし君が応じないのなら、今日、君は顔家荘園から出られないだろう」と言った。

彼の言葉が終わると同時に、全ての銃手が一斉に弾を込めた。

その数名の大宗師たちも、顔四海の一声で、瞬時に手を動かす準備をしていた。

閣主はほんの少し息をつき、イエイエの手を挙げ、軽く振った。

瞬時に、閣主の周囲にいた銃手たちは全員倒れた。

さらに顔四海の後ろにいた数名の大宗師たちも、目の前がぼやけ始めた。

「ど、どういうことだ?」顔四海の顔色が変わった。

閣主は淡く笑い、「心配しないで、彼らを眠らせただけだから」と言った。

その言葉の途中、数名の大宗師たちはもう立っていられず、地面に倒れた。

顔四海の顔色が変わり、冷たく言った。「何を使ったのだ?」

閣主は淡々と言った。「薬は、人を救うだけでなく、人を殺すこともできる」

「薬?」顔四海が反応した。

彼は大急ぎで鼻を押さえ、自分が騙されてしまったのではないかと恐れた。

「顔総、心配いりません。私があなたに何かしようと思っていたら、すでに倒れているでしょう」閣主は淡々と言った。

顔四海の顔色はますます冷たくなり、体から出る気も益々激しく揺れ動いた。

「顔総、私と戦おうとしていますか?」閣主は眉を挙げて言った。

顔四海は冷たく言った。「薬神閣の閣主の力が並外れていると聞いていましたが、今日、私、顔四海はそれを見てみたいと思いました」。

彼の体から発する気は急激に高まり、大宗師の頂峰の力は余すことなく示された!

次の瞬間、顔四海の姿は突如として消えた!

彼の強烈な拳は、瞬きの間に阁主の目の前に迫っていた!

「パッ!」

阁主は玉のように輝く手を上げ、顔四海の拳を軽々と受け止めた。

「ほん?」顔四海の眉が思わず顰められた。