顔四海の身には殺気が漂い、緊迫した空気が張り詰めていた!
「兄さん、まずは閣主に私の娘の病を治療させてください」顔永修の声も冷たくなっていた。
顔四海は顔永修を一瞥し、軽く鼻を鳴らして言った。「いいだろう。だが警告しておく。変な真似はするなよ!」
その言葉を残し、顔四海は踵を返して立ち去った。
「閣主、お手数をおかけします」顔永修は手を合わせて言った。
閣主は軽く頷き、そして言った。「皆さん、外へお願いします」
全員を追い出すと、部屋には閣主と顔若雪の二人だけが残った。
閣主は顔若雪の傍らに歩み寄り、手を上げて、そっと顔若雪の額に当てた。
すると、霊気が顔若雪の天辺から全身へと流れ込んでいくのが見えた。
この手法は、秦玉のものとよく似ていた。
しばらくすると、顔若雪の顔色が和らいできた。