「誰も三清古樹に触れてはならぬ!」その厳しい叫び声が再び響き、さらに激しい攻撃が秦玉に向かって襲いかかった!
秦玉は避けながら、対策を考えていた。
しかし、この時守道者の実力は大幅に上昇し、半歩武侯に迫るほどになっていた!
秦玉は一心二用となり、ついに守道者に隙を突かれた。
「ガン!」
激しい一撃の鋼刀が、容赦なく秦玉の肩を切り裂いた。
彼の肩には血痕が走り、骨にまで傷が及んでいた。
「まずい、このままでは三清古樹を持ち去る機会すらない」秦玉は顔を曇らせた。
まさか守道者がこれほど手強いとは思いもよらなかった。
「力づくでは無理か、知恵を使うしかないな」秦玉は縮地の術を使って急速に後退した。
彼は神識を解き放ち、この守道者の弱点を探ろうとした。
しかし残念ながら、この守道者は霊体に過ぎず、弱点など見つかるはずもなかった。