第473章 やっと見つけた!_1

「誰も三浄古木に触れてはならぬ!」その声が再び鳴り響き、より激しい攻撃がシンギョクに向かって発動した!

シンギョクは避けつつ、対策を思案した。

しかし、この時点でガーディアンの力は大幅に上昇し、半歩武侯に迫るほどだった!

シンギョクは何かと何かを同時に考えながら、ついにガーディアンの間隙をつかれてしまった。

「ダン!」

凶悪な鋼刀が、シンギョクの肩に真っ直ぐに切り込んだ。

彼の肩にはすぐに血痕が現れ、骨まで若干損傷を受けた。

「これではダメだ、こんな調子では三浄古木を持ち去るチャンスなんてない。」シンギョクの顔色が少し変わった。

彼はまさか、このガーディアンがここまで手強いとは思わなかった。

「強引に奪うのは無理だ、何とか知恵を絞って手に入れるしかない。」シンギョクは地を圧縮し、高速で後ずさりした。

彼の神識が放たれ、このガーディアンの身から僅かな弱点を探そうとした。

しかし、残念ながら、このガーディアンはただの霊体で、弱点など微塵も見つけられなかった。

「パン!」

再び鋼刀が、シンギョクの額をかすめて、胴体にある巨岩に突き刺さった。

巨岩は轟音を立てて砕けた。

シンギョクは数歩後退し、思わず額の汗を拭った。

「ウオン!」

ガーディアンが再び迫ってきた、そのスピードは何倍にも増す!

シンギョクは逃げるところもなく、拳を握って迎え撃つしかなかった。

「ドン!」

シンギョクの手に握られた金の拳が、ガーディアンの頭に打ち込まれた。

今度は、ガーディアンが直接吹き飛ばされることはなく、ただ数歩後退しただけだった。

「やばい。」この状況を見て、シンギョクの心底から不安が増した。

彼をもう一度殺したら、蘇ったガーディアンには、シンギョクが敵わなくなるかもしれない。

「早く退け!」シンギョクに怒られたかのように、ガーディアンは鋼刀を握り、無秩序に振り下ろしてきた。

シンギョクは、彼を殺す選択も、直接対抗する選択も無く、ただ逃げ回るしかなかった。

周囲の環境は次々と破壊され、一瞬で混沌とした。

ガーディアンの攻撃は未だに止まる気配なく、シンギョクを追い払うまで絶えることはない。

「ん?」