話をしながら、大長老はできるだけ落ち着いた様子を保っていた。
一目見ただけでは、ほとんど破綻は見られなかった。
大長老は閣主が最も信頼する人物であったため、彼女は頷いてからその粥を手に取った。
閣主の紅い唇が、ゆっくりと椀に触れた。
大長老の表情が、一瞬緊張した。
閣主がその粥をゆっくりと飲み干すまで、大長老はようやく安堵の息をついた。
「閣主様、どうぞお休みください」大長老は椀を手に取り、頭を下げながら言った。
閣主は多くを語らず、ただ頷いただけだった。
彼女は手に新聞を持ち、何かを読んでいた。
大長老は長居を避け、椀を持って急いで飛び降りていった。
この一日中、大長老は不安を抱えて過ごした。
曲長老の話によると、この断霊丹を服用しても目立った症状は現れないという。