第610章 内丹を吞む

秦玉は術法を尽くしたが、それでもこの大門をどうすることもできなかった。

この大門は古風で無気味で、何の材質で作られたのかわからないが、非常に堅固で、黒金石さえも比べものにならないほどだった。

「もしかしたら...ここに何か仕掛けがあって、この大門を開けられるかもしれない?」秦玉は心の中で思った。

彼は即座に神識を解き放ち、くまなく探索を始め、この大門の仕掛けを見つけ出そうとした。

しかし残念なことに、秦玉は丸一日かけても、いわゆる仕掛けを見つけることはできなかった。

これは秦玉を悩ませた。

まさかここに一生閉じ込められるのだろうか?

「もういい」長考の末、秦玉はついに先に閉関修行をして、これらの内丹を飲み込むことに決めた。

実力が十分に強ければ、おそらくこの大門を打ち破ることができるだろう。