秦玉の提案に対して、八字髭は特に大きな意見はなかった。
彼は手を広げて言った。「いいよ、剣さえ俺にくれればいい。どうせ奪いに行くのは俺じゃないしな。」
秦玉は目の前の男の死体を見つめ、しばらく考えた後、また棺桶を取り出した。
この真っ赤な木で作られた棺桶を見て、八字髭は思わず身震いした。
「なんでこんなもの出すんだよ、人を驚かせる気か。」八字髭は不満げに呟いた。
秦玉は棺桶を軽く叩きながら言った。「この数日間、この棺桶を見ていてもらわないといけない。そうしないと、空間神器に収まりきらなくなる。」
八字髭は尻尾を踏まれた猫のように、飛び上がった。
彼は恐怖に震えながら言った。「俺にこんなものと一緒にいろって言うのか?それも数日間も?」
秦玉は白目を向けて言った。「いいじゃないか、お前が思うほど怖くないよ。」