耿四の体は、霊火印に包まれ、炎は幾分か暗かったものの、それでも耿四を耐え難い苦痛に陥れていた!
「成功だ!」
秦玉はそれを見て、たちまち大喜びした!
彼は急いで青銅剣を取り出し、気息を催動させ、一声叫んで、手を上げて太初九斬の第三斬を放った!
天を貫く剣芒が突如として現れ、その凄まじい殺気は人々の心を凍らせた!
「死ね!」秦玉は大声で叫び、剣芒が爆発的に増大し、耿四に向かって押し寄せていった!
その時、霊火印に包まれていた耿四が突然大きな手を伸ばし、その掌に光を凝集させ、まっすぐに剣芒に向かっていった!
「轟!」
衝突した瞬間、通り全体が白く輝く光景と化した!
この恐ろしい余波は、秦玉を数十歩も後退させ、その体には数本の白い痕が残された!
しかし秦玉の目は、依然として耿四の方向を凝視していた!
耿四の手は血まみれになり、白骨さえも露出していた!
秦玉はそれを見て、思わず表情を変えた。
第三斬でさえも、耿四の手を傷つけただけだとは!
耿四の体を包んでいた炎も、徐々に消えていった。
彼の紫袍は焼け焦げ、皮膚には斑点状の痕が現れていた。
しかし絶望的なことに、耿四の気息は衰えるどころか、さらに強くなっていた!
彼のハゲワシのような目は、冷たく秦玉を見つめていた。
その鋭い眼差しは、人々の背筋を凍らせた!
秦玉の表情は明らかに苦しげになった。切り札を全て使っても、この耿四を倒せないとは思わなかった!
「さすがは京都武道協会の紫袍だ...」秦玉は荒い息を吐きながら、心の中で不安を感じていた。
耿四は体の服を引き裂き、一歩一歩秦玉に向かって歩いてきた。
「私が出手するはずだと、なるほど驚かされたよ」耿四の両手には光の波動が凝集していた。
その光は耿四と一体となっているようで、まるで彼の手袋のようだった。
「私をここまで傷つけられるとは、誇りに思うがいい」耿四の声はますます近づき、彼の手の光もより一層輝きを増した。
秦玉は心底焦っていた。このままでは、絶対にこの耿四の相手にはならない!
しかしこのまま逃げるのも、秦玉は納得がいかなかった!
「シュッ!」
その時、耿四が一歩踏み出してきた!
彼は手を上げ、一撃を秦玉に向かって放った!
秦玉は油断できず、大声を上げ、金の拳を握りしめて応戦した!
「轟!」