第673章 死体復活の最後の一歩

秦玉を見て、二人の白衣の男の顔色が一変した!

「お前...お前、脱獄したのか?」二人は呆然として言った。

秦玉は彼らを相手にする気もなく、二人の襟首を掴んで放り投げた。

「璩蠍に伝えろ。今後碧月山荘に来たら、その犬足を折ってやる」と秦玉は冷たく言った。

二人の白衣は何も言えず、足早に逃げ出した。

「秦さん、きっと大丈夫だと思っていました!」と甄月は興奮した様子で言った。

秦玉は微笑んで、そして尋ねた:「この数日間、碧月山荘に何かあったか?」

「いいえ、ただ京都武道協会の人がよく来ていただけです」と甄月は答えた。

秦玉はうんと頷き、言った:「この数日間は碧月山荘で修行する。何かあったら呼んでくれ」

甄月に二言三言言い残すと、秦玉は直接霊泉へと向かった。

この霊泉は非常に神秘的で、かつて聖儒門はこの霊泉のおかげで発展したと言われている。

秦玉も初めてではなく、どこで修行すれば最も早いかよく知っていた。

霊泉の下まで来ると、秦玉は足を組んで座り、霊泉の中から霊気を吸収し始めた。

「この霊泉の正体は一体何なのだろう」と秦玉は心の中で考えた。

もしこの霊泉の源を見つけることができれば、修行の速度は何倍にもなるだろう。

その時、秦玉の頭に何かが閃いた:氷心!

前回氷心湖から手に入れた氷心は、まだほんの一部しか使っていなかった!

氷心を使って武侯に到達して以来、秦玉はこの氷心のことを忘れていた!

そして氷心の中の霊気は比類なく純粋で、秦玉がこれまでに得た中で最も純粋な霊気だった!

そう思うと、彼は急いで空間神器から氷心を取り出した。

この氷心は秦玉の手の中で淡い青い光を放ち、その上から強烈な霊気が押し寄せてきた!

「この氷心があれば、もはやこの霊泉を借りる必要もない!」と秦玉は興奮して言った。

彼はすぐに氷心から小さな破片を折り取り、直接口に入れた。

純粋な霊気が、たちまち秦玉の体内に広がっていった。

彼の体全体が霊気に満ちあふれ、これらの霊気は体内を巡った後、金丹へと流れ込んでいった。

秦玉の金丹は豆粒ほどの大きさで、霊気の注入に伴い、その金丹は少しずつ大きくなっているようだった。

無尽の霊気が体内に流れ込み、秦玉の修為も静かに上昇していった。

同時に、秦玉が救出されたというニュースは既に広まっていた。