第701章 武聖の器の威力

「般若尺を知っているとは?」秦玉は手の中の定規を振りながら、驚いて言った。

韓修の眉も思わず寄せられた。

武聖の器は最重要なもので、各世家にとっても極めて重要な物だった。

通常、武聖の器は家から持ち出すことはなく、重要な時以外は決して使用しない!

しかし誰も、秦玉が武聖の器を持っているとは思わなかった!

「さあ、その壊れた弩を見せてもらおうか」秦玉はにやにやしながら言った。

敖斬は酷く不愉快な表情を浮かべ、もはや攻撃する意思すら失っていた。

「お前の弩は地階武器じゃなかったのか?なぜ隠すんだ?」秦玉は意地悪く尋ねた。

敖斬は冷たく言った:「般若尺は京都武道協会の物だ、お前は...」

「今は俺のものだ」秦玉は手の中の般若尺を握り、軽く前に振った!

恐ろしい武聖気息が、たちまち広がっていった!