第700章 武器も実力の一部

韓修は単なる武者ではなく、韓家の商業の大部分も掌握していた。

そのため、彼の思考は一般の武者よりもはるかに優れており、簡単には騙されなかった。

「秦玉、もう芝居はやめろ」韓修は拳を揉みながら言った。

彼は冷笑いながら言った。「この二体の大能の体は頂くぞ。私の手の中で、より大きな力を発揮できると信じている」

この言葉を聞いて、秦玉の表情が一変した!

この二体の遺体は絶対に失うわけにはいかない。さもなければ、必ず問題が起きるだろう!

そこで、秦玉は考えることもなく、すぐにこの二体を空間神器の中に収めた。

「はっはっはっは!見たか?」韓修は嘲笑うように言った。

敖斬もはっと気づき、目を細めて冷たく言った。「この小僧め、もう少しで罠にはまるところだった!」

秦玉の表情は少し悪くなった。

韓修のこの野郎、まさか自分を試していたとは!

太一と二壮の援助を失った秦玉は、一人で敖斬と韓修に立ち向かわなければならなくなった。

彼らは武侯頂点の境にあり、その実力は秦玉をはるかに上回り、かつての寒宮のあの男女と互角の力を持っていた!

「秦玉、お前は京都武道協会の会長を殺した。その責任を取ってもらう」敖斬は手の中の連弩を揺らした。

この連弩は非常に奇妙で、大量の内勁を極めて鋭い攻撃力に変換し、さらにその力を極限まで増幅させることができた!

今、敖斬はこの連弩を操り、その上から光輝が放たれていた。

まるで無数の気勁が、その連弩の上で醸成されているかのようだった。

「シュシュシュ!」

敖斬が手を握るのに伴い、その連弩の光輝が突然爆発し、猛スピードで秦玉に向かって飛んでいった!

秦玉は避けも隠れもせず、大きな叫び声を上げた後、拳を握って正面から立ち向かった!

理由は単純で、秦玉は自分と武侯頂点との間にどれほどの差があるのかを知りたかったからだ!

「バキッ!」

三道の光輝が、秦玉の肉身の金芒に向かって飛んでいった!

連弩のその恐ろしい力は、直接秦玉の金芒を貫き、秦玉の拳を粉砕した!

血と砕けた骨が、手首から流れ落ちた。

秦玉は自分の拳を見下ろし、冷笑いながら言った。「この連弩、なかなかやるな...」

一方、遠くにいる敖斬は眉をひそめた。

この三道の光輝が、秦玉の手首を砕いただけ?

普通なら、誰も肉身だけでこの連弩に耐えられないはずだ!