第709章 造化の力の吸収

目の前の光景を見て、秦玉は目を見開いた。

この部屋には、巨大な陣台の他に、壁一面に並べられた大小の瓶や壺があるだけだった!

その壺の中には何かが流動しているようで、気のようでもあり液体のようでもあり、まるで生命を持つかのように壺の中で絶えず蠢いていた。

一目見ただけでも、少なくとも何千何万もの瓶があった!

「これが...造化なのか?」秦玉は小声で呟いた。

なぜか、彼の心には不快な感覚が広がっていた。

胡宗主は地面から這い上がり、彼の陣台の脇には巨大な土器があった。

そしてその土器の中には既に金色の気が漂っていた。

「秦玉、お前は私の息子を殺した。必ず仇を討つ!」胡宗主は歯を食いしばって言った。

強い言葉を吐いたものの、胡宗主の声には自信がなく、体さえも震えていた。

秦玉はその脅し文句を無視し、周りの壁に並ぶ壺を指さして言った。「これが造化なのか?これは一体どんなものなのだ?そしてどうやって使うのだ?」