「黙れ」と秦玉は冷たく言った。
秦玉は張逸九を脇に投げ捨て、その後唐盛の方を向いて言った。「唐様、寒宮についてご存知ですか?」
唐盛は軽く頷いて言った。「ええ、この寒宮は何年も前から名を馳せていました。多くの最高位の武聖が眠っているそうです」
「しかし、それが真実かどうかは分かりません」
「武聖が眠っている?どういう意味ですか?」秦玉は少し理解できないようだった。
傍らの八字髭が説明した。「武聖が眠っているというのは、実は武聖の残魂のことです。その目的は宗門を守り、門が滅ぶような災いを防ぐためです」
「その通りです」と唐盛は頷いた。
「実を言うと、我が唐家も同様です」
秦玉はそれを聞いて、すぐに納得した。
だから唐盛は唐城で京都武道協会を恐れないと言ったのだ!
「秦玉、気をつけた方がいい。この寒宮は手ごわい相手だ」と唐盛は警告した。