その巨大な光球は、秦玉が口を開けて腹の中に吸い込んだ!
光球は次第に小さくなり、ついに完全に消えた!
秦玉は自分の腹を叩き、満腹のげっぷをし、満足げな表情を浮かべた。
「なかなかいい、気持ちがいい」と秦玉は笑みを浮かべて言った。
遠くにいる敖斬の顔色は極めて悪く、額には汗が滲み出ていた。
「こ...これは...ありえない...」敖斬は唾を飲み込み、目の前の光景を信じられないようだった。
秦玉は冷たい目で敖斬を見つめ、言った。「もしこれがお前の切り札なら、お前は死ぬしかない」
敖斬は歯を食いしばり、連弩を掴んで冷たく言った。「秦玉、調子に乗るな!」
そう言うと、敖斬は狂ったように、手にした連弩で秦玉に向かって術法を次々と放った!
天地を覆い尽くすような光が、この一帯の地面を破壊せんばかりだった!
しかし、全身が金色に輝く秦玉は、まったく影響を受けていなかった。
激しい攻撃の後も、秦玉は無傷のままだった。
「終わったか?今度は俺の番だ」と秦玉は冷たく言った。
敖斬が額の汗を拭おうとした時、秦玉の姿が突然消えた!
次の瞬間、彼は目の前で金色の光が閃くのを見た。
そして、巨大な拳が連弩に向かって激しく打ち込まれた!
「轟!」
この一撃は万鈞の力を秘めており、金色の光が実体化して、連弩を粉々に砕いた!
敖斬が誇りにしていた武器は、このようにして廃墟と化した!
「お前...お前は私の武器を壊した!」敖斬の顔は真っ青になった!
秦玉は冷笑して言った。「私が知る限り、お前の実力の大半はこの武器に頼っていたんだろう?」
敖斬は顔色を失い、黙り込んだ。
「この武器がなければ、お前の武侯頂点の称号は名ばかりだな」秦玉は敖斬を見下ろし、瞳には冷たい殺意が宿っていた。
敖斬は歯を食いしばり、怒鳴った。「秦玉、調子に乗るな!」
そう言うと、敖斬は拳を握り締め、秦玉に向かって激しく振り下ろした!
敖斬は武侯頂点の境にいる者だけあって、その力は言うまでもなく強大だった。
しかし、この一撃は秦玉の体に当たっても何の傷も付けられず、逆に手首が痛むほどだった!
「こ...これは...」敖斬は二歩後退し、顔に動揺の色を浮かべ、すぐに逃げ出そうとした!