その紫の光が天に向かって立ち上り、天井を直接打ち砕いてしまった!
秦玉は小魚を引っ張り、急いで一歩後退した。巻き込まれないように!
その光は十分以上も続き、その後ゆっくりと消えて、静けさに戻った。
この紫の光が消えた後、瓢箪はついにその真の姿を現した。
瓢箪は上下に薄い紫の光を放ち、以前の衰えた様子は消え、言い表せないほど妖しくも神々しい姿となっていた。
「これは...紫金瓢箪か?!」八字髭は瓢箪を掴み取り、驚いて言った。
秦玉は眉をひそめて尋ねた。「紫金瓢箪って何だ?」
八字髭は秦玉を一瞥し、言った。「最高級の法器だ。その威力は想像を絶する。」
「法器?」秦玉は頭を掻いた。
「あの神龍刃と比べてどうなんだ?」
八字髭は重々しく言った。「紫金瓢箪と比べれば、神龍刃など取るに足らない。」
そう言うと、八字髭は紫金瓢箪を手に取り、一筋の霊気を注入して法器を起動させた。
瞬時に、紫金瓢箪は恐ろしい光を放った!
その光は天地を破壊するほどの威力で、部屋全体が揺れ動いた!
光は遠くへと放たれ、やがてゆっくりと消えていった。
すべてが再び静寂に戻った。
この紫金瓢箪に秘められた壊滅の力は、人々を震撼させるものだった!
「すごい力だ。」秦玉は驚嘆の声を上げた。
八字髭は秦玉を見て言った。「これが一番恐ろしいところではない。最も恐ろしいのは、この紫金瓢箪が使用者の実力に応じて異なる威力を発揮できること、そして上限がないということだ。」
秦玉は思わず息を呑んだ。
上限がない?それは恐ろしすぎる!
どんな優れた法器にも上限があるはずだ。
使用者の実力が上がるにつれ、すべての法器は次第に物足りなくなっていく。
上限のない法器は、極めて稀少だ!
世界中を見渡しても、めったに見られないものだ!
「儲かった、大儲けだ!」八字髭は興奮した面持ちで言った。
そのとき、秦玉は突然思いついた。
彼は八字髭を見て言った。「その紫金瓢箪で俺に攻撃してみてくれ。」
八字髭は驚き、自分の耳を疑うかのようだった。
「何だって?」八字髭は耳を掻きながら言った。
秦玉は繰り返した。「それで俺に攻撃してくれ。」
「お前、正気か?この紫金瓢箪の威力は想像を絶するぞ、お前...」
「構わない。」秦玉は手を振った。