第759章 宝物の瓢箪

秦玉の手は、二人の老人の手首をしっかりと掴んでいた。

双方の気配が密かに衝突し、空気が爆鳴を立てた。

駱揚は秦玉を一瞥し、淡々と言った。「一理あるな」

秦玉が二人の老人の手を離すと、その瞬間、二人は冷たい声で言った。「若造、なかなかの力だな」

秦玉はその言葉を無視し、駱揚を見て言った。「駱少爺、私の友人のものがガラクタだと言うなら、あなたは何を出すつもりですか」

駱揚は軽く鼻を鳴らし、手を差し出すと、一つの宝物が掌に現れた。

その宝物は掌の中で異様な光を放ち、その輝きは非常に眩しく、一時的に何であるか見分けがつかなかった。

十数秒後、その光は徐々に薄れ、その正体を現した。

駱揚の掌には、一本の短剣が置かれていた。

短剣には竜の紋様が刻まれており、その竜紋は天然のように完璧で、明らかに大師の手によるものだった。