その利刃は天を貫く光輝を放ち、秦玉の眉間に向かって突き進んできた!
この時、秦玉は避けることができず、拳を握って迎え撃つしかなかった!
「ドン!」
衝突した瞬間、天地を揺るがすほどの衝撃が走った!
そして秦玉の体は、一気に吹き飛ばされた。
彼の手の骨は砕け、血が滲み出ていた。
五臓六腑がその瞬間、激しい衝撃を受け、口からは絶え間なく血が溢れ出ていた。
「まだ生きているのか?」沈一春の顔には、驚きの色が浮かんでいた。
秦玉は地面から立ち上がり、自分の肉身を見つめた。体には無数の白い痕が浮かび上がっていた。
「くそっ...」秦玉は思わず歯を食いしばった。
深く息を吸い込み、冷たい目で四つの令牌を見つめた。
その令牌は影のように秦玉を包み込み、彼の霊力を使えなくしていた。
「この四つの令牌を壊せば、なんとかなるはずだ」秦玉は心の中で考えた。
そう思うと、彼は怒鳴り声を上げ、すぐさま飛び出して、その令牌に向かって掴みかかった!
しかし秦玉を驚かせたことに、手は令牌をすり抜けてしまった!
「はっはっは!」
少し離れた場所にいた沈一春は、その様子を見て大笑いした。
「馬鹿め、この令牌はすでに霊体となって、お前の体内に存在しているのだ。壊そうなどと夢のまた夢だ!」沈一春は冷笑を浮かべた。
秦玉は眉をひそめた。
どうやら、この術は以前の寒宮の技と似ているところがあるようだ。
「わかったぞ」秦玉は冷たく言った。
秦玉は軽く目を閉じ、必死に体内の気を操ろうとし、この障壁を突き破ろうとした!
「無駄だ」沈一春は冷笑した。
「この令牌は祖先から伝承されたもの。その手法は、お前のような若輩者には想像もつかないものだ」
秦玉は沈一春のたわごとに耳を貸さず、額には幾重もの汗が浮かび、腕の筋肉は竜のように盛り上がっていた!
「はあっ!!」
秦玉の怒号とともに、彼の肉身から薄い金芒が放たれた!
この光景を目にした沈一春は、顔色を変えた!
「まさか本当に令牌を破ろうというのか!」沈一春は心の中で不味いと思った。
もはや時間を無駄にはできないと、すぐさま手にした折れた刀を振るった!
「うおおおっ!!!」
秦玉は口から怒号を上げ続け、肉身は極限まで力を発揮し、全身の筋肉が浮き出て、見るも恐ろしい光景となっていた!
「ドン!」