第216章 天才は皆変態だ!

目に飛び込んでくるのは、その赤い大きな120点だった。

  藤本おじさんは呆然となり、喉を鳴らしながら藤本を見て、思わず尋ねた。「満点は何点だ?」

  藤本は不思議そうに答えた。「100点ですよ!」

  藤本おじさんはようやく安堵の息をついて、先生の方を向いて口を開いた。「先生、建吾に加点するためとはいえ、やり過ぎじゃないですか?100点満点の試験で、彼が120点を取ったって?」

  藤本おじさんのこの言葉で、部屋全体が静まり返った。

  外にいる藤本家の子供たちはさらに驚愕した。

  藤本おじさんはまだ話し続けていた。「これは不正じゃないのか?もしかして建吾のこれまでの試験もこうやってきたのか?凜人、自分の子供の頭の良さを強調したいのはわかるが、こんなことまでするのか?」

  彼がぶつぶつと文句を言い続ける中、隣にいた藤本の顔色が変わり、彼の腕を引っ張った。