第212章 瀬戸門の事務を引き継ぐ?

瀬戸さんはこの時ちょうど寝ていたが、この話を聞いて急に元気になり、声高らかに言った。「おやおや、私の可愛い芽ちゃん!やっと私のことを思い出してくれたのね!最近しばらくの間、どうしたことか、建吾も武術の練習に来なくなってしまって!本当に不思議だよ!」

芽は口を開いて笑った。「彼は忙しいからですよ!」

彼女を幼稚園に連れて行くのに忙しいのだ!

瀬戸さんは笑った。「そうかそうか、彼が忙しいのはわかったが、君はどうして瀬戸お爺さんに会いに来てくれないんだ?」

芽は寺田保裕の方を見て、口を開いた。「瀬戸お爺さん、今週末に会いに行きますが、私の友達も一緒に連れて行ってもいいですか?」

瀬戸さんは大笑いした。「もちろんだとも!芽ちゃんの友達は私の友達だ!ここは君の家同然だ、気軽に来なさい!君のお母さんみたいに、いつも寝てばかりいて、友達を家に連れてこさせないなんてことはしないよ。彼女の睡眠の邪魔になるのを心配してるんだろうね!」