第747話 顔面崩壊が続く!

藤本修也を睨みつける堀口一護。

藤本修也よりも早く、藤本凜人は志村が賛成の手を挙げていないことに気付いていた。そのため、彼は早々に口を閉ざし、心の中に不吉な予感が生まれていた。

集計係がそう言うと、全員が一斉に彼を見つめた。

集計係が何も言わなくても、皆は志村が持つ5パーセントの株式が非常に重要だということを理解していた。

そこで、堀口一護は彼の言葉を遮った。「集計を終わらせるって何だ!志村はまだ同意してないじゃないか!志村の分も加えろ!」

集計係はその言葉を聞き、弱々しく志村を見つめ、彼の選択を待った。

堀口一護が口を開いた。「志村、何を待ってるんだ?早くしろ!藤本凜人はお前に不公平だって言ってたじゃないか?何もできない、お世辞ばかり言う倉田健祐を信頼して、お前のことは警戒ばかりしてるって!」