甘すぎて、心の底まで彼女の体のために震えているようで、どうしても抵抗できない。
彼は自分の体がすでに彼女のために開いていると感じ、抑えきれずに彼女を求めて、求めて、絶え間なく求めていた。
林澈は本当に彼にこうしてキスされるのが好きだった。最初の抵抗も、彼の激しいキスの前に早くも崩れ去り、彼女は喜んで唇を開き、彼の情熱的な唇を迎え入れ、思わず彼の唇の一つ一つのしわまでも舐め返した。
しばらくして、やっと彼は彼女から離れ、噛まれて真っ赤になった彼女の唇を見て、軽く笑った。
林澈は彼の胸に頭を置き、彼の力強い心臓の鼓動を聞きながら、心の中でため息をついた。この男は本当に強くて、かっこよくて、セクシーすぎる。彼女は明らかに拒否していたのに、どうしてまた彼のキスに我を忘れてしまったのだろう。
顧靖澤は彼女を冗談めかして見て、笑いながら言った。「もういいだろう。さっきまでここは人がいっぱいだって言ってたのに、今はどうしてくっついて離れないんだ?」
林澈はハッとして、自分がまだタコのように彼にしがみついていることに気づき、急いで飛び降りた。顔を上げて顧靖澤に向かって怒って言った。「出て行け、あんたは、ここは学校なのよ。もう少しまともにできないの?」
顧靖澤は片手で彼女の耳たぶに触れ、燃えるような目で彼女の美しい首筋を見つめた。
「まともじゃないなら、さっきお前を逃がさなかっただろう。」
林澈は顔を赤らめ、彼の手を払いのけた。
顧靖澤は突然彼女の赤くて柔らかい顔を見つめ、自分の体はいつか彼女のために疲れ果ててしまうだろうと感嘆した。彼女が本当に自分に何か魔法をかけたのかもしれない。彼女を見るたびに、切実に欲しくなる。目をそらして周りの景色を見ながら、注意を逸らそうとして言った。「この学校はなかなか綺麗だな。」
林澈は言った。「そうよ、そうよ。学校の裏には買い物できる場所もあるの。そこを散歩しない?一緒に住んでる人がうるさくて、もう少し歩いてから帰りたいの。」辛曉鴛のあの嫌な顔を見ることを思い出し、気分転換に外に出かけることを提案した。
顧靖澤はうなずき、彼女と一緒に外に向かって歩き始めた。
——
中では、辛曉鴛はすでに外に人がいるのを見ていた。