第357章 邪魔されて不機嫌になった

「ゲームはやらないでしょう……」

「あまり好きじゃないね」

「斗地主もできないの?」

「それは何?」

「なんでもないわ、ただのカードゲームよ。ああ、私たち本当に一緒に遊べないわね。普段どんな趣味があるの?」林澈は、顧靖澤が何にも興味がない人のように感じた。

顧靖澤は言った。「お茶を飲むこと、フィットネス、音楽を聴くこと……書道」

「書道?それが趣味なの?」

「毛筆書道だ」顧靖澤は答えた。

林澈は驚いて言った。「毛筆書道ができるの?」

「もちろんさ。祖父が直接教えてくれたんだ。祖父は小楷が上手で、当時はかなり有名だった」

林澈は言った。「見せてくれない?」

「お前は興味もないのに、何を見るんだ?」

「私、まだ誰かが本物の毛筆書道をするところを見たことないの。私にとっては骨董品みたいなものだわ。まさか身近にできる人がいるなんて……」