林澈はベッドに座り込み、先ほどの女の子のことを思い出して笑いながら言った。「でも、さっきのは本当に面白かったね」
「何が面白いんだ」
「さっき、彼女は私たちのことを誤解していたに違いないわ」
「誤解?」
「ハハ、あなたが私の身分証明書を使わせたくなくて、私を抱きしめながらこそこそと入ってきたから、きっと彼らは...私たちが不倫してると思ったのよ」
「……」
林澈はベッドに横たわり、寝返りを打ちながら言った。「だから見ていた時はきっと変な感じだったはず」
顧靖澤は目を動かし、横たわった林澈を見つめて「君って本当に...」
彼は身を屈めて、一気に林澈を押し倒した。
しかし、彼女にそう言われて、確かにそう見えたかもしれないと思った。
彼は彼女の額にキスをして「そうだとすれば、私たちは急がないといけないね...」
「何を急ぐの...」
「どう思う...」
「私、私、私...」
彼は彼女にキスをし、少しずつ頬にキスを重ねていった。水のように優しく、「不倫の時間を急がないとね」
「もう、本当にするの?」
林澈は彼を押しのけようとしたが、そう言いながらも、すぐに彼に押し倒されてキスされた。
二人はすぐに抱き合った。
しかし、いざ始めようとした時に気づいた...
準備なしの突発的な旅行には一つ問題があった。外出するとは思っていなかったので、コンドームを持ってこなかったのだ...
顧靖澤は気づいた時、彼女にキスをしながら、我慢できない様子で「ダメだ...道具を持ってくるの忘れた...」
林澈は一瞬戸惑って「じゃあ...どうしよう...」彼女は顔を赤らめて「明日、薬を飲めば...」
薬を飲むのは体に良くない。
彼は「ダメだ」と言った。
彼は深いため息をつき、困ったことに、すでに昂ぶっていて、収まりそうにない。
林澈は言った「ホテルには実はあるわ...」
顧靖澤は「ホテルにある?」
「うん、売ってるの。明日、宿泊費から引かれるわ」
彼は振り返って見ると、確かにあった。
このホテルにはないが、必要な場合はホテルのスタッフに頼めば持ってきてくれる。
ベッドの横の箱の中に、有料の用品が入っていたが...
正規のブランドではないような感じだった。