第555章 2人は熱く戦う

陸北辰はすぐに立ち上がって手首を動かし、「いいよ、勝負しよう」と言った。

顧靖澤も肩をすくめて、どうでもいいという態度を示した。

顧靖妍は傍らで面白がって、嬉しそうに手を叩きながら、「素晴らしい!負けた人は...後で見知らぬ男性に『愛してる』って言いに行くのはどう?」と言った。

林澈は思わず吹き出しそうになった。

顧靖妍はあまりにもやりすぎだった。

案の定、顧靖澤は眉をひそめ、振り返って顧靖妍を見た。

陸北辰も「まさか、もっと気持ち悪いアイデアは思いつかないの?女性に告白するのに変えてもいい?」と言った。

「だめよ、それじゃあ得をしちゃうでしょ。絶対に男性に告白しないとダメ。どう、陸北辰、私の二番目のお兄さんがどれだけ凄いか分かってて、負けるのが怖いの?」

「はぁ...その挑発、もっと下手くそにできないの?」