温かく湿った息が羽のように心を撫でて、喬綿綿の心を震わせた。
男性の燃えるような輝く瞳と目が合った時、心臓の鼓動はさらに速くなり、一瞬呼吸が止まった。目には明らかな動揺が浮かんだ。「墨夜司、あなた、そんなことしないで。」
墨夜司はすでにシャツの2つ目のボタンを外していた。
喬綿綿が顔を上げると、彼のセクシーな喉仏と鎖骨、そして黒いシャツの下に包まれた魅惑的な胸筋が見えた。
男性の骨ばった指がシャツの3つ目のボタンを外し続けている。白く玉のような指が純黒の手作りボタンに触れ、服を脱ぐという行為をしているのを見ると、どう見ても誘惑的だった。
その隠れて見え隠れする胸筋、上下に動く喉仏……
そして男性から漂う魅惑的なフェロモンの香り。
喬綿綿の小さな心臓は、ますます早く、激しく鼓動した。