第228章 墨夜司はいつ入ってきたの?

「姉さん、義兄さんは他の面では条件が良いけど、もしその方面で本当に障害があるなら、慎重に考えた方がいいと思うよ。一生の幸せに関わることだから」

  「それに、二人ともまだ若いし、これから子供も欲しいでしょう。彼に問題があったら、どうやって子供を作るの?養子は結局、実の子供ほど良くないわ」

  「夫婦間でその方面が調和しないと、夫婦関係に大きな影響があるって聞いたことがあるよ!」

  「姉さん、あなた……」

  「このバカ、何を言ってるの」

  喬綿綿はようやく喬宸の言う体の問題が何を意味するのか分かった。

  この馬鹿野郎、墨夜司がその方面でダメだから彼女と結婚したんじゃないかと疑っているなんて。

  つまり、この馬鹿の目には、墨夜司が彼女と結婚したのは、彼女が何か把柄を握っているか、あるいは某方面の機能に問題があるかのどちらかで、彼女を愛しているから結婚したなんてあり得ないってこと?