喬綿綿は心臓の鼓動が速くなり、顔が熱くなってきた。
男性の長い指が彼女のもう一つのボタンに触れ、寝間着を解き続けた。
すぐに、喬綿綿が着ていた元々ボタンの少ないシルクの寝間着は、彼によって全て解かれてしまった。
胸元の冷たさで我に返った時には、彼が何をしようとしているのかを理解した時には、もう止めるには遅すぎた。
「墨夜司、やめて……」
彼女は更に下へと向かおうとする彼の手を押さえ、白い可愛らしい顔は真っ赤に染まり、心臓が激しく鼓動していた。
彼女はまだ心の準備ができていなかった。
墨夜司は一瞬止まり、彼女を数秒見つめ、大きな手で彼女の柔らかな小さな手を掌の中にしっかりと包み込んだ。
開口すると、声は先ほどよりも更に低く掠れていた:「ベイビー、僕はもう長い間待っていたんだ。もう僕を拒まないで、いい?」