第127章 オスの外付け機能

　　雨が強すぎたため、パーカーは外に石鉢を置き、しばらくするとすぐに半分の水が溜まった。白箐箐は今朝からその雨水で顔を洗っていた。

　　パーカーは白箐箐の横にしゃがんで彼女が歯を磨くのを見ていた。彼女の口が泡だらけになっているのを見て、指で少し泡をすくった。

　　「何してるの？」白箐箐は顔を上げ、もごもごと言った。

　　パーカーは泡を口に入れ、すぐに「ぺっぺっぺっ」と何度も吐き出した。

　　「まずい。」

　　白箐箐は我慢できずに歯ブラシを強く噛み、急いで歯磨きを終え、うがいをし、顔もきれいに洗った。

　　歯ブラシは2、3ヶ月使っていて、白箐箐の習慣では新しい歯ブラシに交換する時期だった。今はまだ何とか使えるが、そのうち捨てなければならない。

　　彼女は竹筒で作った水cup&をパーカーに渡し、「うがいしなさい、不衛生だから。」と言った。

　　パーカーは泡の味がまだ残っていると感じ、受け取るとすぐに水を飲み干した。

　　「パーカー、あなたの歯はとても白いけど、どうやって清潔にしているの？」白箐箐は好奇心を持って尋ねた。

　　パーカーは歯をなめ、金色の目に喜色が浮かんだ。箐箐は彼の歯が好きなんだな。

　　「我々獸人には二つの形態があって、獣の形のときは歯が大きく、人間の形のときは小さい。歯を清潔にするときは何度か形態を変えるんだ。そうすると歯についた食べ物のカスが落ちるんだ。」パーカーは言いながら、黒人に匹敵するほど白い歯を見せて笑った。

　　「そうなんだ？」白箐箐は驚いてパーカーの笑顔で見える歯を見た。確かに獣の形のときよりずっと小さかった。形態変化にはこんな効果もあるんだ。

　　「じゃあ、メスはどうなの？彼女たちはどうやって歯を清潔にしているの？」白箐箐は年配のメスの歯が...とても悪い状態だったのを思い出した。当時はメスにはプレッシャーがなく、衛生面でオスより怠けているのだと思っていたが、今考えると、変身できないからなのか？

　　白箐箐は不吉な予感がした。

　　そう、白箐箐はここのメスには獣の形がないのではないかと推測した。あの焚き火の夜会が最高の証拠だった。獸人は成人してから人間の形になるのに、焚き火の夜会には数歳の少女がいた。