第298章 白いワンピース

夜の獲物はカーティスが捕まえたもので、食事後、一家は最上階に戻った。パーカーは寝室で新しい蛇の抜け殻を見て、カーティスが脱皮したことを初めて理解した。彼が思っていたクリアクリスタルを食べたのではなかったのだ。

この蛇の抜け殻は、パーカーに白箐箐が捕まった時の光景を思い出させ、カーティスに対してますます良い顔をしなくなった。巣を整理しながら、白箐箐に言った。

「箐箐、今日は私と寝よう。」

「いいわ。」白箐箐は少し躊躇した後で答えた。

今日はカーティスの脱皮の重要な日だったが、パーカーも今日は半日汗を流した。彼を優先しないと、きっと不満を抱くだろう。そして、カーティスは日光に当たれないので、これからの田んぼの仕事はパーカーがやらなければならない。白箐箐はパーカーに少し報いたいと思った。

パーカーは喜色満面で、白箐箐を抱きかかえて巣の中心に置いた。

カーティスはただ目を伏せ、孤独に自分の巣に行き、蛇の抜け殻を取って服を縫い始めた。彼は白箐箐の体型をすでに熟知しており、サイズを測る必要は全くなかった。

どうせ彼も眠りたくなかったので、今夜は小さな白さんをヒョウ獣に譲ることにした。

白箐箐の肌はまだヒリヒリしていて、目を閉じると注意力が全て体に集中してしまい、どうしても眠れなかった。そこで彼女は巣の端まで這って行き、カーティスが服を作るのを見ていた。

「別のデザインにできない？もう少しゆったりしたのが欲しいの。肩のところに二本の紐があれば落ちないわ。」

白箐箐は肩の位置を示し、それから膝の上の位置も示した。

「この長さにして。これ一枚着れば外出できるわ。いい？」

カーティスは寛容な笑みを浮かべた。「何故いけないことがあろうか？」

「ありがとう。」

白箐箐はにこにこしながら言い、草の山に腹這いになって、カーティスが器用に服を作るのを見ていた。しばらくすると、パーカーもこちら側に移動してきて、白箐箐の隣でヒョウの姿になり、横たわって眠った。

翌日、白箐箐は新しい服を着た。

雪白のワンピースはシンプルなスタイルで、細い肩紐が白箐箐の肩と腕を非常に細く美しく見せていた。ドレスの生地には大きな鱗が精巧な隠れた模様のように見えた。スカートの下には、贅肉一つない膝が覗き、脚もまた細長く美しく、地面を踏む小さな足も洗練された感じを醸し出していた。