第061章 喜びすぎるのが早すぎた

「顧お嬢様」そのとき、周正宏が戻ってきて、直接顾宁の隣に立った。以前の死気沈沈とした表情とは打って変わって、今や春風万里といった様子だ!

「周おじさん」顾宁は応えて呼びかけた。周正宏が逃げ出さなかったことに、顾宁は満足げに彼に向かって心からの笑顔を見せた。

2つ目は、黎真真が翡翠の入ったものを取ったので、顾宁も当然翡翠の入ったものを取った。

大きさは黎真真のものほどではないが、品種とグレードは黎真真のものを圧倒していた。

「私のは皮を磨きましょう!」顾宁のものは小さく、普通のリンゴよりやや大きい程度で、皮が薄いため、皮を磨くしかなかった。

磨くのは切るよりも時間がかかるので、すぐに黎真真の原石が切り開かれ、緑色が透けて見えた。

「緑が出た」

人々は熱狂した!さっき翡翠が一つ出たばかりなのに、今また緑が出たのだ。